商業物件 和歌山県・K病院 (イエシロアリ駆除例)
イエシロアリ被害の激しい病院建物。
約5カ月半でコロニーを根絶し、モニタリングに移行しました。 |
所在地 |
和歌山県和歌山市 |
建築方法 |
RC工法 |
床下面積 |
1193.4m2 |
築年数 |
14年 |
物件概要 |
和歌山市街にある病 る病院 |
被害概要 |
過去数年間つづけてイエシロアリが、群飛。建築当時に土止めとして用いられた木材が土中に残っていると考えられるため、極めて激しいイエシロアリの加害が続いている。 |
周辺環境 |
市街地 |
施工開始日 |
1994年5月19日 |
施工方法 |
セントリコン・システムのみで施工(過去に毎年薬剤による防除施工をしている)。 |
セントリコン・ステーション
設置状況 |
37本設置。イエシロアリの群飛が毎年確認される中庭を中心に、植栽樹の植込など露地面にステーションを設置。 |
施工過程 |
1994年5月19日 |
セントリコン・ステーション設置。 |
6月~8月 |
イエシロアリのコロニーの活動範囲をTMR法(※)により同定(図中斜線部分)。 |
1995年3月23日 |
No.1・2・18・19・20にイエシロアリの侵入を確認。 |
4月20日 |
前回イエシロアリが発見されたステーションとNo.21でベイティングを開始。 |
5月23日 |
前回投薬したすべてのステーションでベイト剤を食害。その消費量は9割。 |
6月20日 |
ベイティング中のステーション全体でベイト剤の消費量が低下。梅雨の時期であり、外的要因(気象)によるものと考えられる。 |
7月18日 |
ベイティング中のすべてのステーションで職蟻の体色が白濁化しさらに兵蟻の比率増加も観察された。 |
9月7日 |
全体に職蟻の活動はほとんど見られなくなり、ベイト剤の消費量も減少。 |
10月以降 |
イエシロアリのコロニーは消滅したと考えられる。 |
その後の経過 |
イエシロアリの活動は確認されていない。 |
ヘキサフルムロン使用量 |
0.53g |
※TMR法:トリプルマークリキャプチャー(捕獲認識再捕獲法)
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セントリコン・ステーション配置図
※黒丸文字は、イエシロアリの侵入があったステーションです。
イエシロアリの食害発生と防除経過グラフ
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