ファーストラインは、シロアリの社会性昆虫としての性質を利用して、シロアリを防除します。
シロアリが好む特殊な木材を餌木として使用しています。このため餌木にたどり着いたシロアリは、仲間を呼んできて、ステーションの中にどんどんつれてきます。
ベイト剤は餌木と同じ木材を基材としていますので、薬剤と一緒に大量に食べたり体につけて、巣に持ち帰ります。そして栄養伝播の過程の中で他のシロアリへと薬が蔓延していきます。
職蟻が薬により、加速度的に死亡固体が増えていきます。そうなると他のシロアリ(王蟻・女王蟻・兵蟻)は、餌がもらえず餓死したり薬の影響で死亡していきます。やわらかい体の部分は、微生物などで速やかに分解されてしまい、もっとも硬い兵蟻の頭部のみ残ります。
このようにして、巣は崩壊します。しかし、周辺にも羽蟻から発達した巣が存在する可能性が高く、他の巣から新たな攻撃を受けることもあります。
ファーストラインには土に設置するディフェンダーとコンクリート用ステーション、地上設置型ベイトステーション(AGS)の3タイプあります。 |