アメリカカンザイシロアリとは
アメリカのワシントン州からメキシコのカリフォルニア半島にかけての太平洋沿岸地域を原産地とする乾材害虫で、日本へは輸入家具などと共に持ち込まれて屋内の乾材へ拡がり被害を与えています。羽蟻の発生時期は3月から11月の昼間で環境条件によっては1年中群飛します。また乾燥に極めて強く、生活にはほとんど水分を必要としません。加害部が巣となり、特別な巣や蟻道を加工せず、乾燥した木材中に孔道を穿って生活しています。被害材の食害孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。
アメリカカンザイシロアリの糞 |
アメリカカンザイシロアリ被害
ドウブチ |
小屋組 |
小屋組 |
小屋組 |
窓台 |
敷居 |
敷居 |
壁下地板 |
壁下地板 |
梁.筋交 |
アメリカカンザイシロアリの対策は?
通常シロアリの生息条件は、木材・温度・水分が整うことが必要です。
通常のシロアリ駆除は水分を採る行為を阻害することにより、床下のみの工事で済みまが、
小集団で行動し水分を必要としない他のシロアリとは性質が違うアメリカカンザイシロアリの駆除は作業後の定期的な追跡・点検が必要です。
天井裏から床下まであらゆる材木が危険です。
アメリカカンザイシロアリの生態と防除
アメリカカンザイシロアリ情報
乾財シロアリとその防除法(PDF 1,020KB)
アメリカカンザイシロアリの形態・生態と防除(PDF 4.96MB)
乾財シロアリと防除対策の現状(PDF 3.3MB)
今年(2009年)発生したアメリカカンザイシロアリの羽アリです | ||