外周処理とは
家屋など建物の外壁基礎の外側土壌部分へ薬剤処理を行い、土壌中を移動して建築物に侵入しようとする白蟻に薬剤を接触させ、予防及び駆除する方法です。集合住宅、マンションなど床下に潜る事が出来ない建物に最適です。具体的な処理方法としては、二通りあります。
トレンチング処理(溝処理)
外壁基礎の外側土壌部分に沿って、幅約15cm深さ20cm以上の大きさで溝を掘り、溝の長さ1mあたり5Lの割合で希釈液を流し込み、家屋の周囲へ薬剤処理を行います。なお、薬剤を処理した溝は最後に埋め戻します。
ロッジング処理(土壌注入処理)
外壁基礎の外側土壌(コンクリートで覆ってある場合は穿孔して)へ約30cm間隔で薬剤を1穴あたり1.5〜1.7Lを目安として注入して行き、家屋の外周へ薬剤処理を行います。薬剤処理後は、土壌や石(又はコンクリート)などで穴を埋め戻します。