1.DIY手順
ボーダーライン設置 |
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集めたシロアリに薬剤を散布 |
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ホーダーラインで監視 |
2.ボーダーライン(住友製)
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ボーダーラインGSはシロアリ捕獲剤を地中に流すことにより、
効率よくシロアリをステーション内に捕獲できます |
<ボーダーラインGSの構成> |
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ボーダーラインGS…1セット
・ステーション 本体+蓋 5組
・木片 (約4×4×4cm3) 10個
・パイプ 100cm長 5本
・シロアリ捕獲剤 TI−12 100ml 1本(200倍希釈用) |
3.設置場所
シロアリが侵入しやすい場所を選定する。
(1)常に土壌が湿っている
(2)雨樋などから雨水が土壌に流れている
(3)松や桜などの切り株の近く
(4)門柱の近く
(5)玄関の近く
(6)風呂場の近く
(7)台所の近く
(8)トイレの近く 、etc…
4.施工時の留意点
(1)ステーションに直接日光が当たる場所では、夏期、ステーション内が40℃以上となり
シロアリが入る環境ではない。
そのため、容器のいたずら防止を兼ねて、埋設した容器の上に、
ブロック片または、薄く土壌を敷くようにすること。
(2)シロアリが侵入しやすい場所は、土壌が湿っているか、
雨樋から雨水が流れている近くであることが多い。
しかし、水はけが悪く、常に水が溜まる場所はシロアリは集まらない。
5. ボーダーラインGSの使い方の手順(概要)
(1) 家屋の周囲を調査し、本システムの設置場所を決める。(シロアリが進入しやすいと思われる範囲を設定する。) |
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(2) 家屋の周囲のうち、5mを深さ13cm程度掘っていく。(連続の5mでなくてもよい) |
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(3) ボーダーラインGSのステーションの底部にパイプを繋ぎ、掘った溝に設置して土で覆う。ステーションの上部の部分は、地表からわずかに出るようにする |
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(4) 各ステーション内に木片を設置して、その中へ水で200倍に希釈したシロアリ捕獲剤
TI−12を、2リットル程度注入し、そして蓋をかぶせる。 |
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(5) シロアリが集まったところ |
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6.使用薬剤は
薬剤はグルーミング効果を期待するので、忌避性があってはなりません。
シロアリの駆除現場で、かつ実際の施工に近い方法で忌避性の有無を確認し
”薬剤に触ってでも家に帰ろうとする”ことが必要です。
つまり使用薬剤は、シロアリ自らが触ってしまう薬剤を選定しなければなりません。
<薬剤処理の留意点>
(1)ステーションに捕獲したシロアリを決して脅かさないこと。
警戒させるとステーションを放棄してしまいベイト工法ができなくなります。
(2)ステーションの蓋をあけるときは静かに。
(3)2個の木片のうち、下側の木片は決して取り出さないこと
(4)シロアリが付いて取り出した上部の木片はステーションに戻さないこと。
(5)薬剤でステーション内のシロアリを処理する時
多量にかけすぎないように注意すること。
例:地面に霜が降るような、またはビールグラスが曇るような感じの量です。
7.ご注意
シロアリ駆除には高度の知識と経験が必要です。
DIY工法は出来る限り簡素化した工法です。
シロアリの気持ちになってみて、行動を予知して慎重に作業してください。
(当ホームページのシロアリ予防、シロアリ駆除、被害状況を参考)
シロアリ駆除効果、および薬剤取扱いについては
ユーザー自身の責任において行うものであり、
当社は一切の責任を負いません。 がんばってください!!
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8.ボーダーラインGSの実用効果
(1) 埋設日時 平成8年8月9日
(2) 場所 住友化学新居浜事業所社宅 対照地区5軒、試験区5軒
(3) 埋設施工
試験区の家屋の周囲に、容器を10ケー12ケ埋設し、その周囲にパイプを通した。
次に、その容器の中に、シロアリ誘引剤の希釈液を400ml/容器
注いだ。
対照区の家屋の周囲に、容器の替わりに杭を容器と同じ間隔で10ケース12ケ埋設した。
シロアリ誘引剤は処理しなかった。
(4) 効果判定 結果を下表に示した。
試験区
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家屋番号 |
2ヶ月後 |
1年後 |
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有 |
有 |
" |
有 |
有 |
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有 |
有 |
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無 |
有 |
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無 |
無 |
対照区
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家屋番号 |
2ヶ月後 |
1年後 |
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